SSブログ

レイチェル・マクアダムス [スタッフ&キャスト]


Rachel McAdams

  今、最も注目される女優のひとりです。

  レイチェルは、カナダのオンタリオ州で生まれ、子供の頃はフィギュア・スケートを熱心に練習していました。将来はフィギュア・スケートの選手になるのが夢でした。しかし、夏休みのキャンプで、偶然シェイクスピア劇の演技を経験します。これは、サマーキャンプで誰もが経験するイベントです。夏休みに同学年の生徒が共同生活をする中で学ぶ教育プログラムです。彼女は、ここで演技の面白さを知る事になります。大学に入る頃になると、遊び半分で参加した演技の授業で彼女の演技力は教授の目にとまる程になります。美しい容姿だけでなく、明るい性格と生まれ持った演技力が周りから抜きん出ていたのでしょう。

  その頃、彼女は、MTVドラマのパイロット版に出演するチャンスを得ます。彼女は、いくつかの映画に出演する機会にも恵まれ、「ミーンガール」(2004)で、意地悪な娘を演じ注目されます。そして同年に公開された「きみに読む物語」で、いきなり主役の座を射止め、注目の女優になりました。この作品では、彼女の持つ明るくて魅力的、そして女性らしさが120%表現され、映画を見た誰もが彼女の虜になってしまいました。

  おおくの「期待される女優」は、出演作に恵まれないとなかなか映画史に残る女優にはなれません。今まで、沢山の才能ある若手女優が、この機会を得る事ができずいなくなっていきました。
  レイチェルは、女優として早くもこの岐路に立たされます。たった2作の注目作で、あっというまに人生の岐路に立たされるのも酷な話ですが、彼女は、運にも恵まれ「ウェディング・クラッシャー」(2005)で、素晴らしい演技をします。大きな役ではありませんでしたが、観客は彼女のキュートな演技に心奪われました。

  あの女優は誰だろう。なんて気品のある女優なんだ。様々な役を演じ分けられる女優だ。こういう評価がでてきたのはこの頃です。

  そして、レイチェルが次に選んだのは、今まで演じた事のない役でした。それは「エルム街の悪夢」「スクリーム」シリーズで有名なウェス・クレイブン監督の新作「レッド・アイ」です。これは飛行機に乗った女性に訪れる悲劇を描いたエンターテイメント作品で、主人公の女性を演じるにはかなりの演技力が必要とされました。レイチェルは、この難しい役にチャレンジします。一歩間違うとただのB級アクション映画になってしまう企画と真摯に向かい合ったのです。
  結果、完成した映画は、クレイブンの見事な演出力とレイチェルの素晴らしい演技のため名作に仕上がりました。ほぼ同時にアメリカで公開された似た内容の「フライトプラン」と比べると、遥かに完成度が高く、手に汗握るエンターテイメントに仕上がっています。

  彼女は、「レッド・アイ」でさらなる評価を得る事ができました。そして、今後の動向が気になる女優のひとりとして注目の的です。

  きっと、新作への出演オファーが殺到しているであろうレイチェルは、次の一歩をどう選ぶのか気になります。将来ジュリア・ロバーツのような映画史に残る女優になれるのか、それとも注目されながら消えていったアリシア・シルバーストーンのような人生を歩むのか、楽しみです。

<レイチェル・マクアダムスの出演作を購入>
ミーン・ガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション

きみに読む物語 スタンダード・エディション


nice!(4)  コメント(12)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画

nice! 4

コメント 12

どれも見ていない作品ばかりです。
演技に真摯立ち向かう姿がすばらしい。
レンタル店に行って作品があるかみてみます。
by (2006-05-03 16:53) 

DSilberling

nekoさん、こんにちは。「君によむ物語」はなかなか良い映画ですよ。「ウェディングクラッシャー」「レッド・アイ」は、アメリカでヒットしたのですが、日本で公開されませんねえ。
by DSilberling (2006-05-03 18:51) 

TaekoLovesParis

Sileberlingさん、こんばんは
レイチェル・マクアダムスきいたことなかったけど、要注目!ですね。
さっそく「きみに読む物語」を見ますね。
ケーブルTVの洋画チャンネルでは、2004年、20005年の劇場公開されなかった作品をいろいろやるので、「レッド・アイ」の名前もメモ。
by TaekoLovesParis (2006-05-04 00:24) 

DSilberling

Taekoさん、こんにちは。
「レッドアイ」は、ドリームワークスの作品なので、日本の配給権の問題で公開されていないんだと思います。
最近、洋画の配給会社は、ルーティンワークで、宣伝もきちんとしませんし.....
でも、ビデオスルーは寂しすぎます。
by DSilberling (2006-05-04 08:13) 

TaekoLovesParis

Silberlingさん、なんと今日ケーブルの洋画チャンネルで「ミーンガールズ」
やっていました。リンジー・ローハンが主役でしたが、レイチェルかわいかった
です。音楽、いろいろな曲がうまく使われていて私は好きでした。
by TaekoLovesParis (2006-05-05 00:02) 

DSilberling

Taekoさん、こんにちは。偶然ですねえ。「きみによむ物語」も見てください。
by DSilberling (2006-05-05 09:33) 

non_0101

こんばんは。「きみに読む物語」で初めて彼女を観ました。
本当にきらきらしていて、彼女の明るさがあってこその感動だなあと思いました!
「レッド・アイ」という作品名は聞いたことがあったので、ちょっと気になっていました。
どこかで劇場公開して欲しいですね。
by non_0101 (2006-05-05 19:02) 

DSilberling

nonさん、こんにちは。「Red Eye」は、かなり面白いですよ。きっと公開されるはずです。
by DSilberling (2006-05-05 19:52) 

けんご

いつも愛読しています。
さて近所のレンタル屋さんに行ったら、この RED EYE が、『パニックフライト』という邦題で、6月23日にDVDリリース!というポスターが貼ってありました。
さっきwebを検索してみたら、発売記念試写会(抽選当選者のみ)も行われるそうです。でもこれ、会場は映画館ではないのでしょうね。

いずれにせよ、DVDが出たら借りてみようと思います。楽しみです!
by けんご (2006-06-06 23:01) 

DSilberling

けんごさん、こんにちは。そうですかー。なかなか面白いのに、配給会社はビデオスルーにしてしまったのですね。さらにこんな醜いタイトルにしてしまうなんて!洋画配給会社は作品に愛情がないので、このようなこと平気でしてしまうんです。でも日本で見る事ができるのは嬉しいですね。是非、見てください。
by DSilberling (2006-06-07 09:07) 

ririka

レイチェル・マクアダムス、私も「きみに読む物語」で初めて観たんです。
最初はお金持ちのただの女の子にしか見えなかったのに、人間的に成長するにつれ美しく輝いていく彼女に魅かれました。
「レッド・アイ」是非ともみてみたいです。
これからもいろんな情報教えてもらいに訪問させていただきます。
by ririka (2006-10-15 12:38) 

DSilberling

ririkaさん、よくここまでたどり着きましたね。感謝です。
これからも宜しくお願いします。
by DSilberling (2006-10-15 12:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

フェイス・オフフットルース ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。