スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 [スターウォーズ]
STAR WARS Episode 2 Attack of the Clone
シリーズ第2作目です。製作順に考えると5作目になります。
この映画のタイトルが発表されたとき、多くのファンがなんてかっこわるいタイトルなんだ!と嘆きました。特にアメリカのファンの間からの不評は凄かったのです。しかし、ルーカスは、あえてこのタイトルをつけたようです。ルーカスは古いSF映画や漫画のマニアでありコレクターです。ですから自分が子供の頃夢中になって読みふけったそれらSFのようなタイトルを付けたかったのでしょう。そして、このエピソード2で判明するのが、過去3部作と真3部作の対比です。実は様々な点でエピソード1と4、エピソード2と5、そしておそらくエピソード3と6が対になっているのです。
よって、エピソード5のタイトル「Empire Strikes Back」にタイトルを似せていると考えられます。その後発表になるエピソード3のタイトルが「Revenge of the Sith」、そしてエピソード6が「Return of the Jedi (元はRevenge of the Jedi)」からみてもこの関連ははっきりしています。
この映画は、やっと「スターウォーズ」らしい映画になりました。エピソード1ではわかりずらかったキャラクターやストーリーも整理され、エピソード2を見ると1と2でひとつの話が流れていることがわかります。そして、いよいよクローンが登場し、アナキンが主人公としてフィーチャーされてきます。エピソード2で特筆すべきことは、やはりアナキンとアミダラの恋でしょう。このシーンのために映画はイタリア・コモ湖周辺でロケされ、ジョン・ウィリアムスが美しいメロディを書き上げました。このメローなシーンはファンの間ではかなり議論されましたが、全6作を通してみると非常に重要なポイントになるはずです。
そして、エンディングのヨーダには、ファンならずとも驚かされたはずです。ルーカスは公開直前までILMのスタッフにダメ出しを続けたそうです。それほどまでにルーカスはヨーダの戦いがエピソード2において重要な位置を占めると考えていたのでしょう。
エピソード2に出てくる戦闘機や乗り物は、徐々にエピソード4のそれにデザインが近づいていきます。ただ、エピソード2では見方の戦闘機がエピソード4以降の帝国軍の戦闘機のデザインなのです。そう、エピソード3であきらかになるストーリーの伏線は既にエピソード2に仕込まれているのです。
エピソード2は、世界的に大ヒットしましたが、日本ではエピソード1の興行収入を越えることが出来ませんでした。
これは、アメリカではフォックス・ジャパンの宣伝戦略のミスや日本人の保守的な考えがあると言われています。
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