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第81回アカデミー賞 授賞式 2/3 [映画賞・映画祭]

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The 81st Annual Academy Awards

前回に続き、81回を迎えたアカデミー賞のレポートです。受賞作だけにフォーカスすることなく、アカデミー賞の本当の面白さ、素晴らしさが伝わると嬉しいです。

●●●特集:ロマンス 2008●●●
「トワイライト」のロバート・パティンソンとアマンダ・セイフライドの登場です。この二人はアメリカでとても人気のある若手俳優です。二人は「愛」について話し始めました。といっても映画の中で描かれるロマンスについてです。そして2008年度に公開されたロマンス映画のダイジェストが上映されました。『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』、『ウォーリー』、『スラムドッグ$ミリオネア』、『レスラー』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、『オーストラリア』、『アイアンマン』、『トワイライト』、『セックス・アンド・ザ・シティ』・・・。それぞれの映画のロマンスに関するシーンが抜き出されU2の音楽に乗って表現されました。そして、最後は各映画のキスシーンを繋いだ見事な映像です。「ニュー・シネマ・パラダイス」のエンディングのような素晴らしい編集に感動でした。
一見、ロマンス映画には見えなくても、実はどんな映画にもロマンスという要素が入っているんだということがよく分かる映像でした。

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<撮影賞:Best Cinematography>
アメリカでは、撮影するスタッフを「ディレクター・オブ・フォトグラフィー (通称DP)」と呼びます。彼らは、レンズ、カメラ、照明を司り、素晴らしい映像を作り出すのです。日本では、撮影と照明はわかれていることがおおいですが、この違いは映像におおきく影響していると思います。そんなDP、機材を選ぶ力も必要ですが一番の要は自身の「目」です。DPは、脚本やロケ場所を熟知し映画らしい映像、ストーリーを伝える映像を目だけで構築していきます。
プレゼンターは、ベン・スティラーとナタリー・ポートマンです。ベン・スティラーは、サングラスをかけ、付け髭をつけての登場です。
ナタリー「撮影監督は、映像を司り、光と影を操ります・・・ちょっと、ガム咬んでいない?」
ベン「ごめん」とガムを口からだし、テーブルにおきました。
ナタリー「素晴らしい映像を作る映画の素晴らしい裏方達、彼らは巨大なアイマックス・カメラや小さなデジタルカメラを駆使して映像を撮影しています。貴方の番ですよ。」
ベン「えー、スラムドッグは携帯のカメラで撮影されたと聞いています・・・」
ナタリー「貴方、何をしたいの?どうしたの?」
ベン「別に・・・、DPにでもなろうかな・・・」
このシークエンスは、日本の視聴者にどう映ったのでしょう?ベンは日本であまり人気がないので、こういう変人だと思ってしまう人もいると思いますが、実は、ベンはホワキン・フェニックスの物まねをしていたんですね。会場の観客やアメリカの視聴者は大爆笑でした。
ノミネートは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のクライディオ・ミランダ。この映画では全編ヴァイパーというデジタルカメラで撮影されました。このカメラは、撮影時にフィルムと同等のデータをハードディスクに取り込み、後でデジタル現像処理を施します。これによりフィルムに迫る高解像度の映像を狙い通りに現像することが可能です。今回は、そこに複雑な合成処理が施され、フィルムのインプットによる映像劣化なしにとても美しい絵を作っています。『スラムドッグ$ミリオネア』のアンソニー・ドッド・マントルは、インドでフィルム撮影を行い、この映画らしい映像を作り出しています。『ダークナイト』のウォーリー・フィスターは、監督の希望通り殆どのショットをIMAXで撮影しています。アイマックスのフィルムは巨大で、カメラも大きく、映画撮影には不向きでしたが、これを長編映画で初めて成し遂げたのです。この功績は映画史に残る偉業です。『チェンジリング』のトム・スターンは、小さな光と大きな影を操ります。基本ノーライトでの撮影は、太陽光におおきく影響されます。その気ままな太陽光をコントロールしての敏速な撮影技法は評価されるべきものです。『愛を読むひと』のクリス・メンゲスロジャー・ディーキンスは、ハリウッド映画らしいビビッドな撮影が素晴らしかったです。
受賞は、『スラムドッグ$ミリオネア』のアンソニー・ドッド・マントルでした。この受賞は作品に対する評価でしょう。実際は、『ダークナイト』のウォーリー・フィスターや『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のクライディオ・ミランダのほうが、評価に値する仕事をしていたのです。

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<ゴードン・E・ソーヤ賞>
ジェシカ・ビールがプレゼンターです。この賞は、映画技術賞で映画の撮影技術や上映技術など、映画をとりまく技術に貢献した人に与えられる賞です。こういう裏方さんがきちんと表彰されるのもアカデミー賞の特徴です。しかし、技術賞はあまりに地味なためテレビ放送には向きません。よって、毎回アカデミー賞よりも前に別会場で表彰式が行われます。今年は、ジェシカ・ビールがその会場で授賞式に参加し、アカデミー賞では、簡単に報告をしました。
今年の受賞者は、エド・キャットムルです。ジェシカ・ビールも「エド・キャットムルって誰?と思っている方がおおいのではないでしょうか」とスピーチしていましたが、彼はCG界ではとても有名な人物です。今までアカデミー賞を受賞していなかったことが不思議なくらいです。彼はCGアニメやCGIを使った実写のCG合成を開発した人です。みなさんにわかりやすく説明すると、現在彼はピクサーの社長です。「トイ・ストーリー」「ウォーリー」などピクサーのアニメは彼の開発した技術により作られているんです。彼は、現在ディズニーの社長も兼務しています。今後のピクサーとディズニーの新作CGアニメにも彼の技術が使われていきます。

●●●特集:コメディ 2008●●●
スクリーンが降りてきて、コメディに関する映像が上映されました。
セス・ローゲンとジェームス・フランコがどこにでもありそうなアメリカの家のリビングでビデオを見ています。
2人が見ているテレビ画面には「スラムドッグ$ミリオネア」「アイ・ラブ・グル」「トロピック・サンダー」など08年度に公開されたコメディ映画が次々に映し出されます。それを茶化す二人。勿論コメディ映画だけでなく真面目な映画までを取り上げ笑うハリウッドの懐の深さには感心させられました。沢山の映画を見ているとオスカー像を持ったカメラマンが登場します。フランコが「こっちにきなよ」と呼びかけるとそのカメラマンがリビングにやってきて2人と一緒に映像を見るのです。オスカーを持ってリビングにやってきたカメラマンはヤヌス・カミンスキーです!

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<短編実写映画賞:Live Action Short Film>
上映が終わり、スクリーンがあがると、プレゼンターが登場しました。映像に出演していたセス・ローゲン、ジェームス・フランコ、そしてヤヌス・カミンスキーの3人です。3人が登場すると客席にいるスピルバーグが映し出されました。スピルバーグ映画のDPは、カミンスキーです。こういう映画ファンが喜ぶ放送、気が利いていますね。
ノミネートは、“Auf der Strecke (On the Line)”“Manon on the Asphalt" 『新入生』“The Pig”“Spielzeugland (Toyland)” でした。
受賞は、“Spielzeugland (Toyland)” のヨハン・アレクサンダー・フライダンクでした。フライダンクは、東ドイツ出身だそうで、そこから西ドイツを経由してハリウッドまで来るのはとても遠かったとスピーチしました。これは、実際に遠いということだけでなく、彼が地味に4年をかけて14分の短編を作り上げ、この晴れ舞台に上がることが出来た時間が長かったということでもあります。

●●●パフォーマンス: Musical is BACK ! ●●●
ジャックマンが登場。「皆さん、ミュージカルの復活です!イギリスでは『マンマ・ミア!』のチケットセールスが『タイタニック』を抜きました。そして、ジャックマンは唄い出しました。まるでブロードウェイ、いやウエストエンドのミュージカルを見ているような歌い出しです。『雨に唄えば』のメロディを歌い出したところで「何か足りないなあ」とつぶやきます。すると、舞台の奥に女性のシルエットが映し出されます。スポットライトが当たると赤い衣装を着たビヨンセでした。ここからは、見事なパフォーマンスでした。今まで作られてきたミュージカル映画の音楽のオンパレードでした。文字で感動がお伝えできないのが残念です。

後で、このパフォーマンスが口パクだったと報道されましたが、これはあたりまえです。あれほど動き回り踊る場合、2つの要因から実際は歌を唄えません。まず、大きな舞台を動き回るのですから、演奏がちゃんと聞き取れないのです。コンサートなどでは「かえし」と呼ばれるスピーカーが歌手の側に置かれているので、演奏を聴きながら音楽に合わせ唄うことが出来ます。しかし、アカデミーの舞台に「かえし」を置くスペースはありませんでした。次にビヨンセほど激しく踊る場合は、息継ぎができずうまく唄うことが出来ないのです。ミュージカル舞台の場合、オーケストラピットに指揮者がいて、舞台役者は唄う場合、指揮者の指揮棒を見てタイミングを合わせています。コンサートの場合は、必ず「かえし」が置かれています。アカデミー賞のように沢山の賞を発表するように設計されている舞台では、派手なパフォーマンスを行うことが想定されていないので、必然的に口パクになるのです。
ですから、今後、「かえし」がない、あるいは指揮者がいない派手なパフォーマンスの場合は、口パクと考えてほぼ間違いないです。日本の某人気グループやパフォーマンス集団もコンサートや音楽番組では口パクなんです。

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<助演男優賞:An Actor in a Supporting Role>
スクリーンに過去の受賞シーンが映し出されました。味のある役者が受賞していたんだなあと改めて感じました。スクリーンが5分割され1つに1人つづ受賞シーンが映し出されます。クリストファー・ウォーケン、ケビン・クライン、キューバ・グッディング・Jr.、アラン・アーキン、ジョエル・グレイです。5つのスクリーンが上がると、そこから本人が登場しました。なんと豪華な顔ぶれでしょう。
5人がノミネートの5人を紹介していきます。ケビン・クラインは、寡黙だが緻密な芝居をすることにより映画に力を与えているフィリップ・シーモア・ホフマンを紹介しました。アラン・アーキンは、『ミルク』で難しい芝居をこなしたジョシュ・ブローリンを紹介しました。キューバ・グッディング・Jr.は、『トロピック・サンダー』のロバート・ダウニーJr.を紹介しました。この受賞は、アカデミー史上かなり奇妙な選出です。ダウニー・Jr.は、『アイアンマン』『トロピック・サンダー』で最も大胆な役者に返り咲きました。白人なのに黒人を演じるオーストラリア人という変人を演じきった彼に「黒人の仕事を奪ったと怒るグッディング・Jr.に会場は大爆笑となりました。クリストファー・ウォーケンは、マイケル・シャノンを紹介、地味な芝居ですがシャノンのような役者はとても重要です。ジョエル・グレイは、『ダークナイト』のヒース・レジャーを紹介しました。ご存じのように彼は『ダークナイト』の撮影後急死してしまったので、会場には家族が代理で参加していました。
受賞は、予想通りヒース・レジャーでした。両親と姉の3人が舞台に上がると、観客席は総立ちで拍手を送りました。ヒース・レジャーの父親がスピーチを始めると、多くの役者が目に涙を溜めているのが映し出されました。今回のアカデミー賞で一番印象に残る受賞シーンでした。

●●●特集:ドキュメンタリー 2008●●●
08年に公開されたドキュメンタリー映画についての映像が上映されました。ドキュメンタリー映画がただ上映されるのではなく、この映像自体がドキュメンタリーとなっており、ドキュメンタリー作家に「ドキュメンタリー」についてインタビューしていくというものでした。作家の話は一言一言に重みがあり、考えさせられる映像となりました。

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<長編ドキュメンタリー賞:Best Documentary>
プレゼンターは、ビル・マーです。ノミネートは、“The Betrayal (Nerakhoon)”『世界の果ての出会い』“The Garden”“Man on Wire”“Trouble the Water”でした。
受賞は、“Man on Wire” のジェームス・マーシュとサイモン・チンでした。

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<短編ドキュメンタリー賞: Documentary Short Subject>
引き続きビル・マーがプレゼンターです。ノミネートは、“The Conscience of Nhem En”“The Final Inch”“Smile Pinki”“The Witness - From the Balcony of Room 306”でした。
受賞は、“Smile Pinki”のミーガン・マイランでした。 “The Conscience of Nhem En”のスティーブン・オカザキは受賞を逃しました。

ヒュー・ジャックマンが話します。「映画製作というのは旅行のようなものです。始めた楽しいのだけれど、最後は目的地に着くことだけで一杯一杯になるのです。映画は撮影が終わり編集段階にはいると、なんとか良い映画にしないといけないという恐怖観念から必死に音響効果を付けたり加工を施して閑静に向かいます」これは映画制作の過程をよく表している比喩です。映画は、脚本が素晴らしくても撮影して編集するととても酷い映画になっていたりします。それを挽回するのがポストプロダクションなのです。ここからは暫くポストプロダクションの授賞式となります。

●●●特集:アクション 2008●●●
08年に公開された映画の中からアクションシーンを集めた特別映像が上映されました。『007 慰めの報酬』『ダークナイト』『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『ハンコック』『インディ・ジョーンズ』・・・今回の特別映像は、Appleの映像を作っているチームによるものです。なんだか、Appe TVのデモ映像を見ているような心地よさを感じました。

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<視覚効果賞:Visual Effects>
ウィル・スミスの登場です。アクション映画が大好きなのでプレゼンターに立候補したそうです。「アクション映画は過小評価されがちです。でもアクション映画は面白く、完成までには特殊効果の技術が必要です。今年の視覚効果賞のノミネート作品でスタッフは素晴らしい作業をしてくれました。」
ノミネートは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 のE.バーバ、S.プリーグ、B.ダルトン、C.バロン。このチームは、ブラッド・ピットの顔をCGIで合成しています。ブルーバックの撮影はほとんどなかったはずで、実際にヴァイパーで撮影された映像をマスキングし、まるで人間が演じているような表情を作り出しています。この技術は今まで不可能とされてきました。
『ダークナイト』のN.デービス、C.コーボールド、T.ウェバー、P.フランクリンは、IMAXという巨大なフィルムで撮影した映像に合成を施しました。35mmフィルムの7倍近くある大きな映像に合成作業を行うには、コンピュータのパワーが7倍以上必要になります。この膨大な作業をコツコツ行った努力には感心させられます。
『アイアンマン』のJ.ネルソン、B.スノー、D.サディック、S.マハンは、アイアンマンという主人公を3Dモデル化し、まるでそこにいるかのような映像を作り上げました。アイアンマンは金属でできているという設定なので、周囲の景色を映しこんでしまいます。このリフレクションをきちんと完成させるのはとても面倒だったでしょう。
受賞は、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 のE.バーバ、S.プリーグ、B.ダルトン、C.バロンでした。納得の受賞です。代表してスピーチしたのはE.バーバです。デジタル・ドメインがこの複雑な処理を行ったそうで、同社に対して感謝の意を述べていました。

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<音響効果賞: Sound Editing>
続いてウィル・スミスがプレゼンターです。日本では録音技師が、音響効果、音響編集まで行います。これは、トーキー映画の頃の名残です。要はとても古いシステムなのです。欧米の映画制作では、音響は録音、編集、ミックスと作業が細分化され、それぞれにプロが存在します。アカデミー賞では、音に関する賞はSound Editing とMixingの2つのパートにわけて賞を授与します。
音響効果賞のノミネートは、『ダークナイト』のリチャード・キング、『アイアンマン』のフランク・ユルナー、『スラムドッグ$ミリオネア』のトム・セイヤーズ、『ウォーリー』のベン・バートマシュー・ウッド、『ウォンテッド』のウェリー・ステートマンです。
受賞は、『ダークナイト』のリチャード・キングでした。キングは、低音を効かせた素晴らしい音響を作り上げました。音響効果部門を作るきっかけになったベン・バートが受賞できなかったのは残念でした。

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<録音賞: Sound Mixing >
引き続きウィル・スミスがプレゼンターです。ノミネートは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のD.パーカー、M.セマニック、R.グライス、M.ウェインガーデン、『ダークナイト』のL.ハーシュバーグ、G.リゾ、E.ノビック、『スラムドッグ$ミリオネア』のI.タップ、R.プライク、R.プークテイ、『ウォーリー』のT.マイヤーズ、M.シマニック、B.バート、『ウォンテッド』のC.ジェンキンス、P.フォレ、F.A.モンダーニョでした。
受賞は、『スラムドッグ$ミリオネア』のI.タップ、R.プライク、R.プークテイでした。この受賞も作品に対するものです。純粋な仕事に対する評価と異なってしまい残念です。「スラムドッグ」以外の作品ならどの作品が受賞してもおかしくないノミネートでした。

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<編集賞: Film Editing >
スミス「まだまだ僕の番です。ポストプロダクションには、もうひとつ重要な仕事があります。それが編集です。編集マンはこんな技を使います。」スクリーンでは、編集によく使われる編集効果を実際の映像を使って説明しました。
ノミネートは、『フロスト×ニクソン』のマイク・ヒルダン・ハンレー、『ダークナイト』のリー・スミス、『ミルク』のエリオット・グレハム、『スラムドッグ$ミリオネア』のクリス・ディケンズ、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のカーク・バクスターアンガス・ウォールでした。
受賞は、『スラムドッグ$ミリオネア』のクリス・ディケンズでした。巧みな編集が光った作品だったので受賞の理由は十分に理解できます。この映画が成功した要素のひとつは、編集なのです。

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<ジェーン・ハーシェルト友愛賞>
プレゼンターは『ナッティ・プロフェッサー』のエディ・マーフィーです。今年の受賞はオリジナル『ナッティ・プロフェッサー』のジュリー・ルイスです。彼は、長年ハリウッド映画で人気を博したコメディアンです。ルイスは、コメディアンとしてトップを走ってきましたが、実は難病の患者を支援するためにおおくのお金を寄付していました。そして基金を設立しこれまで20億ドルものお金を集め、患者や病院を支えていたのです。
久しぶりに姿を見せたジェリー・ルイスは、全く変わらない姿でした。会場はスタンディング・オベーションで彼を迎え入れました。拍手が鳴りやみません。ジェリーは、スピーチをはじめました。「私は人のために何かをしても、それが評価されるとは思っていませんでした。なので、今回の受賞は私を感動させました。アカデミーに感謝します。」

第2回、どうでしたか?今年は全体的に質素ですが、見応えは十分です。次回はいよいよ主要賞の発表となります。お楽しみに!


<関連リンク>
第81回アカデミー賞授賞式 1/3
第81回アカデミー賞授賞式 3/3

第80回アカデミー賞授賞式 3/3
第80回アカデミー賞授賞式 2/3
第80回アカデミー賞授賞式 1/3

第79回アカデミー賞授賞式 2/2
第79回アカデミー賞授賞式 1/2


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tomoart

何十分の一かでしょうが、感動が伝わってきましたよ。ありがとうございます!今回のアカデミー授賞式は、日本でも参考にしてもらいたいですねぇ。
by tomoart (2009-03-04 04:12) 

duke

お待ちしてました~^^ 感動してみていながら、理解度が低い部分が多いのでとても勉強になりました!!2人でTV見てる映像・・カミンスキーさん知らなかったし・・。ベンスティラーは何かコントやってるなーと思ったけど、その元ネタがわからず^^;撮影技術などの背景も、映画を見ているだけじゃわからない事ですし。映画ってホントに色々な事が進化して、今があるのですね。ミュージカルのショウもジェリールイスも良かったですね^^ つづき、楽しみにしています。
by duke (2009-03-04 19:13) 

Betty

特集のロマンスとパフォーマンス見たいです~~~!!
早く・・総集編で放送されないかしら;;

続きを楽しみにしています(^▽^)v


by Betty (2009-03-05 17:05) 

nomame

奥深さまで十分に学ばせて頂きました。
単なるエンタメのみならず、
歴史や伝統や文化など、
多くの要素に基づいて成り立っていることが分かりました。
続きも楽しみにしております。
by nomame (2009-03-05 21:58) 

non_0101

こんばんは。
第2弾もいろいろエピソードがあって面白いですね!
もし授賞式を見ていても、“口パク”は分かりそうですけど、
“ホワキン・フェニックス”はきっと分からなかったかもです(^^ゞ
第3弾も楽しみにお待ちしています☆
by non_0101 (2009-03-05 23:30) 

たいちさん

場面を思い出しながら読ませてもらいました。感動が再び湧いて来ましたね。ジャックマンとビヨンセのショーは面白かったですね。口パクとは知りませんでしたが、評価は変わりません。
by たいちさん (2009-03-06 15:27) 

キキ

授賞式はwowowで観ました。
毎年楽しみにしてますが、今年はヒュー・ジャックマンの司会と
歌と踊りの見事さに感動しました。
豪華なプレゼンターにも目が釘付けでした。

by キキ (2009-03-07 07:35) 

julia

授賞式、WOWOWの生中継で見て字幕付きでもう一度見て、またBS2も録画してます。レッドカーペットとかBS2とWOWOWは違ってたりするので・・・。何度見ても今年は本当に良かったと思います。ビヨンセのパフォーマンスは私も口パクだと安易に言うことじゃないと思いました。本当のミュージカルの舞台ではないし、授賞式であれだけ踊っていたら当然なんじゃないかなと思いました。私のブログにもご訪問いただいてありがとうございました。

by julia (2009-03-07 23:15) 

Zunko

改めて、授賞式の感動が戻って来ました。私も、特に技術賞の所は、わからないので、こうして解説して戴けると、ああ、そういう事だったのだ、とわかりました。ロマンスの特集は、物凄く良かったですね。

ベンが真似したホワキン・フェニックス本人が、アカデミーの後の、CBSのLate Show David Lettermanに出てきて、ガムを口から出すシーンをやってました。大笑いですね。
口ぱく、と言うのは、中国のオリンピックの様に別の人の声を使うのはご法度だとは思うのですが、そういう舞台の事情があるのですね。。。むやみに口ぱくだとは馬鹿にしてはいけない事わかりました。
by Zunko (2009-03-08 08:24) 

はるちー

こんにちは。
アカデミー賞の授賞式の素晴らしい解説、ありがとうございます。
面白さ、素晴らしさ、伝わってきます!
次回の主要賞の発表も楽しみにしています。
by はるちー (2009-03-08 22:53) 

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